先日、フォーミュラ食をご紹介しましたところ、興味を持って下さった方が多いようで、
- フォーミュラ食についてもう少し詳しく知りたい
- フォーミュラ食とマイクロダイエットは同じなのか?
というような質問をいただきました。
糖尿病を根本から治すには食事療法が重要なのですが、
糖尿病の食事療法は糖質制限食
と思い込んでいる方も多いのですが、
しかし、
マイクロダイエットを用いたフォーミュラ食も糖尿病の食事療法としておすすめなのです。
マイクロダイエットを用いたフォーミュラによる食事療法は肥満対策に最適で、
糖尿病の食事療法としてだけでなく肥満のダイエット食としてもおすすめなのです。
フォーミュラ食は肥満の食事療法
私達が健康的な体を維持するためには、
- 炭水化物(糖質) :ご飯、パン類、麺類、根菜類
- 蛋白質 : 肉、魚、卵、乳製品、豆類など
- 脂質 : 動物脂肪、植物脂肪
- ビタミン : ビタミンB群をはじめA、C、D、E、Kなど
- ミネラル : ナトリウム、カリウム、カルシウム、リン、亜鉛、鉄など
- 食物繊維 : 野菜や穀類、海藻類
の「六大栄養素」を摂る必要があります。
しかし、これらの栄養素を、
- 毎日過不足なく摂る
- エネルギーを摂りすぎない
ということは非常に難しいのです。
日本人の多くもエネルギーの摂りすぎで肥満傾向にあるのです。
フォーミュラ食は、
- 必要な栄養素を過不足なくバランス良く摂る
- エネルギーを摂り過ぎない
ということを目的に開発された食事なのです。
フォーミュラー食は、肥満や糖尿病などで摂取エネルギーを制限する必要がある人のために開発された食品で、
- 肥満の原因となる糖質や脂質をできるだけ控える
- 蛋白質やビタミン、ミネラルをバランス良く配合
した食事代替食品でなのです。
糖尿病を治すならフォーミュラ食のマイクロダイエットがおすすめの頁でもお知らせしたように、
必要な栄養素が十分含まれていれば摂取カロリーを低く抑えても健康に支障がないというVLCD(Very Low Calorie Diet)理論に基づいて開発された肥満改善のための食事代替品で、医療用としての安全性、有効性が評価され、多くの医療現場で使用されています。
日本肥満治療学会の「肥満症診療ガイドライン2016」でも、
肥満症の食事療法でも必須アミノ酸を含む蛋白質、ビタミン、ミネラルの十分な摂取が必要であり、フォーミュラ食の併用が有用である。
フォーミュラ食を1日1回だけ食事と交換することでも有効な減量や肥満関連病態の改善を期待できる。
と肥満治療へのフォーミュラー食の利用を推奨していますし、
糖尿病患者に、
- 低糖質フォーミュラー食(糖質47%、脂質35%、1,600kcal)
- 高糖質フォーミュラー食(糖質57%、脂質25%、1,600kcal)
をを摂ってもらったところ、
低糖質フォーミュラー食の食後血糖値は高糖質より60%低くなる
という結果が得られたことも報告されています。
フォーミュラ食の詳細についてはさまざまなテキストがありますが、
「肥満症治療のためのフォーミュラ食療法―原理と実践 」
が参考になるでしょう。
しかし、価格は5,800円と高価であり、医者や医療従事者向けに書かれた本ですのでやや難しいかもしれません。
私は購入して読みましたので、質問があればお問い合わせ下さい。
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マイクロダイエットは減量のためのフォーミュラ食
フォーミュラ食とは、
必要な栄養素がバランス良く配合され、糖質や脂質も制限し、エネルギーを100~170kcal程度に抑えた栄養食品
なのです。
しかし、一般の食品でフォーミュラ食を作ろうとしてもとても困難です。
マイクロダイエットは市販されているフォーミュラ食の製品なのです。
国内でも多くのフォーミュラ食の製品が販売されていますが、マイクロダイエットはその中でも人気のフォーミュラ食製品なのです。
マイクロダイエットは、
肥満患者の減量のために開発されたフォーミュラ食で、医療の現場でも使用されています。
また、糖質も制限されていますから食後高血糖で糖尿病が心配な人にもおすすめなのです。
マイクロダイエットの具体的使用方法は、
- 朝食をマイクロダイエットに置き替え
- 朝食と夕食をマイクロダイエットに置き替え
のように、
- 1日の1食~2食をマイクロダイエットに置き替え
するだけで良いのです。
普段の食事で完璧に補うことが難しい栄養素をバランスよく含んでいて、カロリーは100~170kcalですから、
必要な栄養素を摂りながらカロリーを抑えることが可能なのです。
マイクロダイエットには1週間のお試しのコースもありますから試してみたらいかがでしょうか?
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