今日もご覧になっていただきありがとうございます。
臨床の経験はないのですが20年以上にわたって製薬会社で新薬の研究開発を行っていた けんぞう です。
糖尿病治療薬の開発を行っていた私が言うのも何ですが、
糖尿病の治療では食事療法と運動療法が基本なのです。
今日も科学的根拠に基づいた糖尿病関連の情報をお伝えいたします。
はじめに
厚生労働省は2019年3月に「2017年患者調査の概況」を発表しましたが、
糖尿病の患者数は、2014年の調査から12万3,000人も増えて、
過去最多となる328万9,000人に達しました。
さらに「平成26年度 国民医療費の概況」によると、
糖尿病の年間医療費は1兆2,196億円にも達し、
某財務相に、
食いたいだけ食って、飲みたいだけ飲んで糖尿病になって病院に入っている奴の治療費は俺たちが払っている。
公平ではない、無性に腹が立つ。
との暴言を吐かせるほどに糖尿病の医療費が増えているのです。
糖尿病では患者自身が負担する医療費も大きいのです。
心臓病や糖尿病などの持病がある人の医療保険加入は条件が厳しいのですが、
く、医療保険がかかるのは
糖尿病患者におススメの医療保険は?
心臓病や糖尿病などの持病があると、 一般的に医療保険への加入が難しくなるのですが、
最近では心臓病や糖尿病などの持病があっても加入できる引受基準緩和型保険も増えています。
しかし、保険料が割高だったり、保険金の給付に一定の条件があったりする場合が少なくなく、糖尿病患者にはまだ不利な条件があるのです。
ひまわり生命は糖尿病や糖尿病合併症でも加入できる
SOMPOひまわり生命保険(株)は、
糖尿病や糖尿病合併症の患者でも加入できる医療保険「ブルー」を発売しました。
詳しく見る ⇒ ひまわり生命プレスリリース
商品名であるブルーは、
世界保健機関(WHO)と国際糖尿病連合(IDF)の制定した「世界糖尿病デー」のシンボルであるブルーサークル」に由来し、まさに糖尿病患者のための医療保険なのです。
この医療保険の特徴は、
- 糖尿病の治療中でも条件を満たせば40歳から69歳まで申し込みができる。
- 糖尿病の悪化による入院・手術を保障し、心疾患、脳血管疾患はさらに手厚く保障する。
- 糖尿病以外の病気やケガも保障する(がん、心筋梗塞、脳梗塞を含む約1000 種類の手術や入院)。
- 血糖値をアプリで管理応援し糖尿病の重症化を予防するサービスがある。
というもので、
まさに糖尿病や糖尿病合併症を治療中の患者向けに開発された医療保険なのです。
加入審査も、
- 過去1年以内に検診などでHbA1c値が9.0以上を超えたことがあるか?
- 今後3か月以内に入院や手術の予定があるか?
- 過去2年以内に病気やケガで入院や手術を受けたことがあるか?
- 過去5年以内にがんなどで診察や手術を受けたことがあるか?
という4つの質問にYes/Noで答えるだけで、
4つともNoであれば糖尿病患者でも糖尿病合併症を併発しても加入できるのです。
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糖尿病の社会保障制度
糖尿病の治療には「」糖尿病の治療費はどれくらいかかるのか?」でもお知らせしたように、思っている以上にお金がかかるものです。
そして食事療法や運動療法で糖尿病体質を変えない限り、治療は一生続くのです。
治療費の負担から治療を中断する人が非常に多いのですが、
「糖尿病の治療を途中で中断すると大変なことになる」のです。
国や地方自治体では、さまざまな病気に対する医療費助成や生活支援を行っていますが、
糖尿病や糖尿病合併症に罹患したときい受けられる社会保険もあるのです。
詳しく見る ⇒ 糖尿病の社会保障制度
この制度は国民年金や厚生年金などよる制度で、
- 糖尿病網膜症
- 糖尿病による足切断
- 糖尿病による心血管合併症
- 糖尿病腎症
などが対象になります。
また、
インスリン治療を継続している人で、
- インスリンが非常に少ない人
- 重症の低血糖が月に一回以上ある人
- 高血糖緊急症による入院が年一回以上ある人
などで、労働や生活に著しい制限があり支援が必要な場合にも日本年金機構の支援を受けられるのです。
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まとめ
糖尿病は遺伝するものではありませんが、家系から糖尿病になる可能性が高い人は予め糖尿病をカバーする医療保険医を選択しておくべきかもしれません。
また糖尿病が悪化してしまったときにも糖尿病の社会保険制度があることを知っておいてください。
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