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糖尿病を治すならフォーミュラ食のマイクロダイエットがおすすめ

今日もご覧になっていただきありがとうございます。

臨床の経験はないのですが20年以上にわたって製薬会社で新薬の研究開発を行っていた けんぞう です。

糖尿病治療薬の開発を行っていた私が言うのも何ですが、

日本糖尿病学会厚生労働省も述べるように、

糖尿病の治療では食事療法と運動療法が基本なのです。

今日も科学的根拠に基づいた糖尿病関連の情報をお伝えいたします。

 

はじめに

糖尿病の食事療法としてフォーミュラ食が注目されているのだそうですが、ご存じですか?

私はうかつながら、フォーミュラ食を知りませんでした、、、、。

 

そこでさっそく調べてみましたのでお伝えしたいと思います。

フォーミュラ食とは、糖質制限とは異なって、減量を目的とした食事療法です。

 

糖尿病の原因の一つは肥満です。

フォーミュラ食は、減量して糖尿病を防ごう!というものです。

Web上では、糖尿病を防ごう!というより、若い女性のダイエットとして人気のようです。

 

 

糖尿病の食事療法ではフォーミュラ食が良い

糖尿病の食事療法として「フォーミュラ食」が注目されていることをご存じですか?

 

糖尿病は生活習慣病であり、その原因は肥満が主な原因だといわれています。

糖尿病の三大合併症の一つである糖尿病腎症により、人工透析に至ってしまった人ではBMI25以上が70%もいたのだそうです。

日本人でBMIが25以上の人は20%程度といわれていますから、70%とは非常に高率です。

 

 

肥満した糖尿病患者では、まずは標準体重への減量が基本です。

総カロリーを減らすだけでなく、糖質量も制限して、インスリンを必要としない脂肪分で補う食事療法がより効果的だといわれています。

 

フォーミュラ食の第一人者でもある、東邦大学医学部の白井厚治名誉教授(現在、誠仁会みはま病院、理事)は、

糖尿病患者に、

  1. 総カロリー1,600kcalの低糖質食(糖質47%、脂質35%)
  2. 総カロリー1,600kcalの高糖質食(糖質57%、脂質25%)

の食事を摂ってもらったとこの血糖値をモニタリングしたところ、

低糖質食の食後血糖値は高糖質食より60%低くなる

という結果が得られたことを明らかにしています。

 

さらに、

低糖質食(45%)と高糖質食(55%)を2週間交互に摂取したところ、

低糖質食では、

  • 空腹時血糖が低下
  • 中性脂肪値が低下
  • 善玉コレステロールが上昇

する結果が得られ、

 

カロリー制限+糖質制限」は血糖値だけでなく、

  • 血糖
  • 中性脂肪値
  • 善玉コレステロール値

にも良い影響を与えることが判明しているのです。

 

しかし、

食事療法を家庭で継続することは非常に困難です。

 

家庭で、

食事毎にカロリー計算糖質量の45%制限

を実施することは無理がありますし、

サラリーマンの昼食や残業での食事、付き合いの飲み会、出張、、、、

そこで、

1食をフォーミュラ食に置き替える食事法

が注目を浴びているのです。

 

白井厚治名誉教授は、

1食をフォーミュラ食に置き替えるだけで、

  1. 糖質制限効果
  2. 減量効果

同時に期待することが可能だとしています。

 


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糖尿病の食事療法に良いフォーミュラ食とは?

糖尿病の食事療法に良いフォーミュラ食とはどんな食事法なのでしょうか?

フォーミュラ食とは、

  1. エネルギー源の糖質と脂質をできるだけ減らす
  2. 蛋白質、ビタミン、ミネラルを充分に摂る

という食事法なのです。

 

「糖質と脂質をできるだけ減らす」ということについては、

体に必要な栄養素が十分含まれていれば1日の摂取カロリーを低く抑えても健康上に支障がない

Very Low Calorie Diet (VLCD)理論に基づき開発された食事法です。

 

日本肥満学会の「肥満症診療ガイドライン2016」においても、

 

肥満症の食事療法でも必須アミノ酸を含む蛋白質、ビタミン、ミネラルの十分な摂取が必要であり、フォーミュラ食の併用が有用である。
フォーミュラ食を1日1回だけ食事と交換することでも有効な減量や肥満関連病態の改善を期待できる。

と、

肥満症の食事療法の1つとして有用であり推奨されると記載されています。

 

 

フォーミュラ食の詳細についてはさまざまなテキストが発表されていますが、

フォーミュラ食の第一人者である、東邦大学医学部の白井厚治名誉教授の、

「肥満症治療のためのフォーミュラ食療法―原理と実践 」

が参考になるでしょう。

 

フォーミュラ食ではマイクロダイエットを利用するのがおすすめ

フォーミュラ食については、

東邦大学医療センター 佐倉病院糖尿病・内分泌・代謝センター

でも詳しく説明しています。

 詳しく見る ⇒ 東邦大学医療センター

 

フォーミュラ食では、

  • 糖質と脂肪の摂取をできるだけ減らす
  • 蛋白質やビタミン、ミネラルは十分に摂る

ということが基本なのです。

 

しかし、

一日のエネルギー摂取量を1,500kcalとしたときに、

1食500kcalに含まなければならない糖質、脂肪、蛋白質、ビタミン、ミネラの量は、

 

となり、

毎食毎にこの量を調整することは不可能です、、、、

 

 

フォーミュラ食ではマイクロダイエットを使うのがおすすめ

そこで、フォーミュラ食ですすめられているのがマイクロダイエットなのです。

 

マイクロダイエットは栄養学研究をもとに開発された、必要な栄養素をバランスよく配合した理想的なカロリーコントロール食品です。

  くわしく見る ⇒ マイクロダイエットとは

マイクロダイエットは、1983年にイギリスの生化学の名門で開発された健康食です。

 

サリー大学のJ.ストゥーディ教授はVery Low Calorie Diet (VLCD)理論を提唱した栄養学の権威ですが、

体に必要な栄養素が十分含まれていれば1日の摂取カロリーを低く抑えても健康上に問題は無い

というVLCD(ベリー・ローカロリー・ダイエット)理論を提唱し、

肥満解消用の代替食品として開発したのがマイクロダイエットなのです。

 

マイクロダイエットは、

VLCD理論にもとづいて、1983年にイギリスのサリー大学でジャクリーヌ・ストゥーディ博士らによって開発された肥満解消用の代替食品

なのです。

 

日本でも日本人向けにアレンジされたマイクロダイエットが販売されており、中でもサニーヘルス(株)の販売するマイクロダイエットは1989年から国内で販売され270万人以上の利用者があるようです。

 

 

フォーミュラ食は、

1食が200Kcal以下で、蛋白質を20g程度含み、ビタミン、ミネラルなどの栄養素を必要量含む、必須栄養調合食品

です。

厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」の1日の成人の摂取量の1/3量を満たしているもので、

肥満患者の治療にも使用され、安全性、有効性データが立証されています。

 

フォーミュラ食は糖尿病における肥満対策として非常に有用な食事療法です。

自分でカロリー計算が難しいようなら是非利用したらいかがでしょうか。

 


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