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お薦めの糖尿病の血糖自己測定器

臨床の経験はないのですが20年以上にわたって製薬会社で新薬の研究開発を行っていた けんぞう です。

糖尿病治療薬の開発を行っていた私が言うのも何ですが、

日本糖尿病学会厚生労働省も述べるように、

糖尿病の治療では食事療法と運動療法が基本なのです。

今日も科学的根拠に基づいた糖尿病関連の情報をお伝えいたします。

 

はじめに

血糖値は自分で簡単に測定できます

食事療法をやっていても、血糖値の上昇がさえられているのか自分では分かりません

それが、食事療法が長続きしない理由でもあるのです。

お薦めの血糖自己測定器はジョンソン・エンド・ジョンソンの製品です。

 

 

糖尿病の食事療法はグルコーススパイクを抑えるため

糖尿病の食事療法は、食後の血糖値の急上昇を抑えることです。

食後の血糖値の急上昇は、「グルコーススパイク」と言われ、インスリンの過度の分泌を招きます。

従って、グルコーススパイクが繰り返されると、膵臓は疲弊してしまい、インスリンの分泌が低下してしまうのです。

ですから、食後のグルコーススパイクをできるだけ低く抑えるために、

  1. 炭水化物(糖質)の摂取量を少なくして血糖値を上げない
  2. 食物繊維をたくさん摂って糖の吸収を穏やかにする

などの食事療法が摂られるのです。

 

しかし、

  • 今の食事療法が効果を現しているのか?
  • 今の食事療法では効果がないのか?

は、外見や症状などでは全く分からないため、ついついいい加減になったり、中断してしますのです。

 

血糖自己測定には多くのメリットがある

血糖値を知るには病院に行って採血してもらえば分かりますが、糖尿病予備軍のヒトでは健康保険が適用になりません。

また、病院でグルコーススパイクを調べるには経口糖負荷試験を受けなければ分かりません。

しかし、血糖値は自分で簡単に測定することができるのです。

 

糖尿病ネットワークでは血糖自己測定のメリットについて、

  1. 日常生活と血糖値の相関関係が、リアルタイムでわかる
  2. きめの細かい適正な血糖コントロールができる
  3. インスリン注射をしているヒトでは効果的な自己注射療法ができる
  4. 糖尿病の合併症の進展を防止できる
  5. 通院回数や入院を減らすことができる
  6. 血糖コントロールへの意欲が増す
  7. 糖尿病に対する理解が深まり、治療への意欲がわく
  8. 安全な妊娠や出産ができる
  9. 日常生活の質(QOL)が向上する

など、多くのメリットを上げています。

 


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お薦めの血糖自己測定器

血糖自己測定器は、インスリン注射を行っている糖尿病患者では病院が貸与してくれますが、インスリン注射をしていない糖尿病患者や糖尿病予備軍でも購入することが可能です。

不安な方は、病院で医師に相談し、看護師さんから測定を指導してもらえば良いのですが、楽天やAmazonでも購入出来ます。

ジョンソン・エンド・ジョンソンが新機種を発売

ジョンソン・エンド・ジョンソン社は糖尿病の治療薬を開発販売している製薬企業ですが、医療器具部門では血糖自己測定器も開発販売しています。

すでの、多くの機種を販売していますが、2015年12月11日に、血糖自己測定器「ワンタッチベリオ(R)IQ」を新発売しました。

 

ジョンソン・エンド・ジョンソン社は、2015年1月に発売したワンタッチベリオビューも発売していますが、スタイリッシュで携帯性にも優れているようです。

ワンタッチベリオ(R)IQの特徴は、

  1. 検体量は0.4㎕以上
  2. 測定時間約5秒
  3. 使い勝手の良さ
  4. カラー画面・日本語表示
  5. 高精度・高精確性を追求したセンサー

 

さらに、

過去の測定結果から患者の血糖が高低しやすい時間帯を検出して知らせる機能

も新たについたそうで、非常に便利になっているようです。

ワンタッチベリオビューにも、ワンタッチベリオ(R)IQにも、振り返り機能という機能が付いていますが、この機能は血糖値の推移を直近7日間、30日間という期間で、グラフや表にする機能で、血糖値がうまくコントロールできているかを文字通り振り返ることができるのです。

さらに、1回の充電で約3~4カ月間測定が可能で、センサー挿入口にはLEDライトがついており、夜間など薄暗い環境でも指先を明るく照らすことができるように工夫されています。

現在は、医師の処方箋を扱う薬局や薬店で発売しているようですが、楽天やAmazonでの通販も間もなく始まると思われます。

価格は税込みで9,180円で、センサーは30枚で4,200円程度とみられます。

 

血糖自己測定器は痛くない

採血をして、、、

というと、痛そう、、怖そう、、と思われる方が多いと思います。

ジョンソン・エンド・ジョンソン社の血糖自己測定器での血液の必要量は従来の半量の0.4μL以上で測定できるのですが、水滴の1滴はおよそ50μL程度ですから、0.4μLとは非常に少量なのです。

通常、血糖自己測定では採血は指先から行いますが、指先は細かい作業をしたり、小さなものをつまんだり、人間の指先はとても器用で繊細で、それだけに指先には神経が集中し、熱や物理的な刺激に対してとても敏感なのです。

ジョンソン・エンド・ジョンソン社では、「手のひらからの採血」を薦めています。

手のひらの両側は神経も少なく、神経や血管を傷つけにくく、高齢の方でも簡単に採血できるのです。

ジョンソン・エンド・ジョンソン社の調査では、手のひらからの採血は、指先と比べて 80%の人が痛みが少ないと答えたそうです。

 


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血糖自己測定器の保険適用について

インスリンの自己注射などをしている糖尿病患者では、医師が指示した1日の血糖測定回数に応じて、必要な枚数の試験紙が健康保険で給付されます。

また、測定に必要な血糖自己測定器は貸与されますが、穿刺針、穿刺器具なども健康保険の給付対象になります。

 詳しく見る ⇒ 血糖測定器の購入では保険適用されるのか

 

インスリンなどの自己注射をしていない糖尿病患者では、病状によっては年に1回、健康保険が適用されます。

自分で購入するのが不安であれば、主治医のアドバイスに従ってください。

糖尿病予備軍の人はまだ病気と診断されていない人ですから、健康保険は適用されませんが、確定申告時に医療費控除の対象となりますから、領収書などを保管しておくことを忘れないで下さい。

 

糖尿病の血糖値は血糖自己測定器で簡単に測定できます

血糖自己測定器で血糖を測定しながら食事療法を続けてください

 

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