何種類の薬を飲んでいますか?糖尿病では単剤療法が基本

週刊現代をご覧になりましたか?

  • 研究熱心な医者
  • 不勉強な医者

との違い、

  • 経営状態の良い病院
  • 赤字の病院

どの病院でどの医者に診て貰うかによって寿命が変わる時代がやってきたというのです。

そして、

血糖値が高いといって薬を処方されているあなたは、

何種類の薬を飲んでいますか?

 

 

医者の情報格差が広がっている

週刊現代の12月23日号の特集は、

知らないと酷い目に遭う病院格差

でした。

 

 

病院の質の差は昔からいわれていますが、

同じ医者でも、

  • 研究熱心な医者
  • 不勉強な医者

では、治る病気も治らないだけでなく、

生命の危機

もあるというのです。

 

記事の中で、

ともながクリニック糖尿病・生活習慣病センター院長の朝長修氏は、

 

糖尿病専門医の立場から言わせてもらうと、他の病院から来た患者さんのカルテを見て、

この医者は知識が乏しいなと感じることがあります。

なんで初診の患者さんに、いきなり3種類もの薬を出しているのかと、

首を傾げたくなることもある

 

と述べています。

 

科学の進歩に伴って、医学も驚くほどのスピードで進歩しており、

昨日までの常識は間違いだった、

というようなこともしばしばおきており、

 

それにともなって、

医者の情報格差が拡がっている

というのです。

 

特に最近は医療領域が専門化・細分化されてきたため、

内科医の場合などは、勉強不足で最新の医療知識を知らない医者も少なくないというのです。

 

風邪を引いて医者の診察を受けたときに、

「念のため抗生物質も出しておきましょう」

と医者に言われたら、その医者は勉強不足だというのです。

 

風邪に抗生物質が効果があるというのは20、30年も前の「古い常識」で、

ウイルス性の風邪やインフルエンザには抗生物質は効果がないというのが「現在の常識」だというのです。

 

 

最新の医学情報を収集し常に診療の知識を最新化している医者に診て貰わなければ、

不勉強で昔の知識しか持っていない医者に診て貰っていたら、

治る病気も治らないという悲惨な結果になると警告しています。

 

 

病院の格差を気にして、

  • 大きな病院
  • 評判の良い病院

は選ぶことはあっても、医者については意外と無頓着なのですが、

医者のレベルの格差も大きいことは意外と気づかないのです。

 


Sponsored Link

 

あなたは何種類の糖尿病の薬を飲んでいますか?

ともながクリニック糖尿病・生活習慣病センター院長の朝長修氏は、

 

なんで初診の患者さんに、いきなり3種類もの薬を出しているのかと、

首を傾げたくなることもある。

 

と述べているのですが、

全ての医者が向上心が高く勉強家で最新の知識を持っているとは限らないのです。

 

 

さらに糖尿病治療の専門医である朝長医師は、

  1. 知識不足の医者は薬を出し過ぎる傾向がある
  2. 糖尿病の治療の基本は食事療法と運動療法
  3. 薬物療法は食事療法と運動療法の補助的なもの

として、

無駄な薬をなるべく減らすのが糖尿病専門医の常識

だというのです。

 

知識のない医者は、

血糖値の数字にばかり気をとられて減薬意識が低い

傾向にあると指摘しています。

 

さらに、

食事療法においても、

  • 昔は : カロリー制限が重要とされていた
  • 今は : 糖質の摂取量を制限するほうが重視されている

と述べています。

 

 

糖尿病の治療薬も最近の10年で劇的に変わっています。

 

かつては経口の血糖低下薬はSU剤しかなかった

のですが、

現在は低血糖を引き起こすことがあるた基本的には処方しないのですがいまだに使っている医者も少なくないのです。

 

最近の5、6年で、

  • SGLT2阻害薬
  • DPP-4阻害薬
  • GLP-1受容体作動薬

などが多くの新薬が開発されており、

これらを使いこなすには新しい知識が必要なのですが、

古い知識しか持たない医者は新薬を使いこなせていないのだそうです。

 

 

 

さらに週刊現代の記事の中で、

飯田橋メディカルクリニック院長である糖尿病専門医の丹羽正孝医師は、

糖尿病の治療では食事療法と運動療法が大事であり、

  • 食事療法や運動療法の説明もなくすぐ薬を処方する医者
  • 血糖値が下がらないとすぐ薬を増やす医者

であれば、

良くならないだけでなく薬漬けになる可能性がある

として、通院先を変更することも考えるべきだと述べています。

 

糖尿病の背景には患者の生活習慣があるので、

日常の食生活や生活習慣の聞かずに短い診察で薬を処方する医者は要注意だというのです。

 


Sponsored Link

 

糖尿病の薬物療法の基本は単剤療法

国内で厚労省に認可されている、

経口の糖尿病治療薬は7種類

です(この他にはインスリン注射剤がある)。

 

これらの治療薬は薬の作用の違いから、

  1.  インスリンの分泌を促進する
  2.  インスリンの効きを良くする
  3.  糖の吸収を抑えたり、糖の消費を高める

と、3つのグループに分けられます。

 

薬の作用 薬の種類 作用部位
インスリンの分泌促進

 

インクレチン薬 小腸
SU薬 膵臓
グリ二ド薬 膵臓
インスリンの効果促進 グビアナイド薬 肝臓、小腸
チアゾリン薬 肝臓、筋肉
食後血糖の抑制 α-グリコシダーゼ阻害薬 小腸
SGLT2阻害薬 腎臓

 

  詳しく読む ⇒ 糖尿病の治療薬とサプリメント

 

糖尿病の治療薬の処方については、

2012年の米国糖尿病学会と欧州糖尿病学会によるアルゴリズム(Diabetes Care 2012;35:1364-1379)が踏襲されています。

  詳しく見る ⇒ 2017年版勧告

 

糖尿病の薬物療法では

メトホルミンの投薬から開始し、

 

第二選択薬としては、

SU薬、 チアゾリジン薬、 DPP-4阻害薬、 SGLT2阻害薬、 GLP-1受容体作動薬、 基礎インスリンなどが選択されます。

 

その基本は、

 

HbA1cが9%以下であれば単剤療法

  1. 生活習慣の改善
  2. メトホルミン

3ヵ月目でのHbA1cの改善で効果を判定

 

HbA1cが9%以上であれば2剤も検討

  1. 生活習慣の改善
  2. メトホルミン
  3. 追加薬

2剤併用での3ヵ月目でのHbA1cの改善で判定

 

HbA1cが10%以上で血糖値が300mg/dlなら

  1. 生活習慣の改善
  2. メトホルミン
  3. 追加薬
  4. 追加薬

 

ということを基本としているのです。

 

したがって、

  • 初診時から治療薬を処方する
  • 初診時から複数の治療薬を処方する

という医者は充分な知識を持っていないとするのが週刊現代の「医療格差」、「医者の情報格差」なのです。

 

 

関連記事(一部広告を含む)

コメントは受け付けていません。

サブコンテンツ

このページの先頭へ