座わる時間が長いと糖尿病になるリスクが高い

あなたは1日に何時間座っていますか?

日本人の座る時間は外国に比べて長いそうです。

糖尿病を改善するには座る時間を短くすると効果的です

学校や仕事場でも座る時間が健康に与える影響について研究が進んでいますが、

長時間座っていると健康リスクが高まる

ことが分かってきています。

座る時間が長くなると、

  • 死亡リスク
  • 心臓発作や脳卒中などのリスク
  • がんの発症リスク

などが高くなることがわかっていますが、

座る時間が長いと糖尿病になるリスクも高くなるのです。

あなたは1日に何時間座っていますか?

糖尿病のリスクを下げることは簡単です。

 

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座っている時間が長いと健康リスクが高まる

2017年11月19日の日本経済新聞 の特集は、

意識して体を動かしたとしても、長時間座っていると健康リスクが高まることが分かってきた

というものでした。

 

早稲田大学スポーツ科学学術院の岡浩一朗教授によると、

成人が1日の起きている時間のなかでジョギングなどの運動をしているのは5%程度で、

座っている時間が50%と最も長く、

家事などで少し体を動かす時間は40%と、

IT化や家事などの自動化が進み、座っている時間が長くなりつつある。

というのです。

 

そして、

意識して体を動かしたとしても座っている時間が長くなれば健康リスクが高まる

というのです。

 

糖尿病になるリスクは座わる時間が長いと高くなる

 

特に、

足の筋肉が動かない状態が長く続くと、

  • 肥満
  • 糖尿病
  • 心疾患

になるリスクが高くなるだけでなく、

  1. メンタルヘルスの悪化
  2. 認知機能の低下

にもつながるというのです。

 


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座りすぎは糖尿病になるリスクが高くなる

日本経済新聞 の特集で、

「意識して体を動かしたとしても、長時間座っていると健康リスクが高まることが分かってきた」

と述べている岡浩一朗氏は、

早稲田大学スポーツ科学学術院の教授を務めているのですが、

早稲田大学スポーツ科学学術院は、健康スポーツ科学の研究分野別では2017年の世界大学ランキングで国内1位、世界19位と非常に高い評価を得ている研究部門なのです。

 

岡教授らの研究グループは、

座り過ぎによる健康リスク

の研究を行っており、

 

早稲田大学の関係者を対象に、

1万人規模で20年間の健康追跡調査を行うWASEDA’S Health Study

の研究を継続しているのですが、

 

岡 教授は、

座る時間が長いと、

体のなかの大きな筋肉である、

  1. 太もも
  2. ふくらはぎ

の動きがなくなるため、

  • 肥満
  • 糖尿病
  • 高血圧
  • ある種のがん
  • 死亡

リスクが高まることがわかったとしています。

 

太ももやふくらはぎは血液を心臓に戻す重要な役割しているため、

太ももやふくらはぎが動かないと代謝が低下するというのです。

 

このサイトでも既にご紹介したので読んでくださったと思いますが、

毎日座ってテレビを1時間続ける毎に平均余命が22分ずつ短くなる

という疫学調査があるのです。

 

1日に座ってテレビを見る時間が、

  1.  4時間未満
  2.  4~8時間
  3.  8~11時間
  4.  11時間以上

の人の寿命を比べたところ、

 

座ってテレビを見る時間が1時間長くなるにつれて

死亡のリスクが11%ずつ高まる

ということが明らかになっているのです。

 

岡教授は、

  • 立って仕事をする
  • 立って勉強する

ことを勧めていますが、

 

オーストリアでは政府の症例により、

小学校で立って勉強する

ことを実施しているのです。

  詳しく見る ⇒ 座る時間が長いと糖尿病のリスクが高い

 

岡教授らは、

WASEDA’S Health Studyで、

対象者10,000人、調査期間を20年間とし、

身体活動と運動や座位行動および食生活などと病気の発症

などとの関連を調査しているのですが、

 

現時点でも、

座る時間が長いと糖尿病のリスクが高くなる

ということは医学的にも間違いのない事実なのです。

 


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座りすぎは糖尿病のリスクが高くなる

座る時間が長い人は座る時間が短い人に比べて、

  1. 総死亡リスク : 24%高い
  2. 心血管疾患による死亡リスク : 18%高い
  3. がんによる死亡リスク : 17%高い
  4. がんの発症リスク : 13%高い

いということもわかっているのですが、そして、

  • 2型糖尿病のリスクは91%上昇する

ということも明らかになっています。

   くわしく読む ⇒ 原著論文

 

この研究では対象者の大部分は1日9時間は座って過ごしたのですが、

 

座る時間が1時間長くなると

  1. 糖尿病のリスクは 22%上昇する
  2. メタボリックシンドロームのリスクは 39%上昇する

することも分かったそうです。

  詳しく読む ⇒ 座る時間が長いと糖尿病のリスクが高い

 

日本人成人の平日座位時間はおよそ7時間で世界20カ国の中でも最長だったと言われています。

 

アメリカの糖尿病学会では、

2型糖尿病を予防するためには中~高強度の運動を1週間に150分以上行う

ことを推奨しているのですが、

 

座る時間が長い人は、

30分ごとに立ち上がって合計3時間を立位で過ごす

だけでも糖尿病になるリスクが下がることもわかっています。

 

糖尿病の予防は「食事療法」と「運動療法」ですが、

糖尿病の予防のための運動療法は意外と簡単なのです。

 

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