味噌は高血圧だけでなく糖尿病にも良い

今日は高血圧の論文をご紹介します。

糖尿病患者では高血圧が多いことは既にお話ししたのでご存じだと思いますが、

糖尿病のヒトは2倍高血圧になりやすいのです。

 ⇒ 糖尿病と高血圧の関係

高血圧というと、塩分のとりすぎ!と思い込んでいるヒトも多いと思いますが、

最近の疫学研究では塩分摂取量と高血圧の間には関係がないことが分かっているのです。

塩分の摂りすぎは高血圧になるから味噌汁を控えたほうが良い、、、

と味噌汁を避けている方も多いのですが、

味噌は高血圧や脳卒中を予防する働きがあることが明らかになりました。

味噌汁を飲むことは糖尿病や高血圧に良い効果がある

そして、味噌には糖尿病にも良い成分を含まれているのです。

 

 

味噌は高血圧や脳卒中を予防する

味噌は塩分が多いから血圧を上げると思い込んでいるヒトも多いのですが、

広島大学のグループは、

味噌は食塩含有量が多いにもかかわらず血圧上昇を抑え脳卒中の予防効果がある

ことを明らかにしました。

 

Protective Effects of Japanese Soybean Paste (Miso) on Stroke in Stroke-Prone Spontaneously Hypertensive Rats (SHRSP)

CONCLUSION
Our results suggest that miso may have protective effects against stroke despite its high salt content.

 

     詳しく読む ⇒ 原著論文

 

日本の伝統食でである味噌は、

大豆、麦などと糀を発酵させて作る発酵食品ですが塩分が多いとして高血圧の原因になると言われてきました。

しかし、

最近の疫学研究では、味噌汁の摂取頻度と血圧の間に関連は認められないことが明らかになっており、

むしろ、乳がん、立腺がん、大腸がんなどの予防効果があことに注目が集まっているのです。

 

広島大学の研究グループは、ラットを用いた実験で、

味噌による塩分摂取は血圧を上昇させない

ことが明らかにしているのですが、

今回は、味噌の摂取が脳卒中へおよぼす影響を検討したのです。

 

実験では、

  • 脳卒中を起こしやすいラットを用い、

 

  1.  味噌群  : 味噌由来の2.8%の食塩を含む餌
  2.  高食塩群 : 2.8%の食塩を含む餌
  3.  低食塩群 : 0.3%の食塩を含む普通餌

の3群に分けて63日間観察したのです。

 

その結果、

  • 高食塩群では、味噌群と低食塩群より生存率が有意に低下した
  • 高食塩群では低食塩群よりも血圧が上昇し脳卒中症状が現れた

と、高食塩群では「高血圧」「脳卒中」「高死亡率」が確認されたのですが、

 

同じ塩分濃度でも

味噌群では

  • 血圧は低食塩群と差がなかった
  • 死亡率は低食塩群と差がなかった
  • 高食塩群で起きた大脳での大出血は見られなかった

 

研究グループは、

今回の実験はラットでおこなわれたものであるが、

  1. 料理の味付けを食塩から味噌に代えることで脳卒中の発症を下げられる可能性がある
  2. がんを防ぎ生活習慣病を改善するには味噌汁を再評価する必要がある

とコメントしています。

 


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味噌は高血圧だけでなく糖尿病にも良い

糖尿病のヒトでは高血圧が多いことが明らかになっています。

 

糖尿病では高血圧になりやすい

厚生労働省の患者調査では、

50~79歳の2型糖尿病者では53%が高血圧を併発し、

年齢を限らない調査でも糖尿病患者の40~60%が高血圧だといわれています。

 

日本高血圧学会では、

糖尿病のヒトは糖尿病ではないヒトより約2倍も高血圧になりやすいと警告しています。

またその逆に、

高血圧のヒトはそうでないヒトに比べて3倍糖尿病になりやすい

ということも分かっています。

  詳しく読む ⇒ 糖尿病と高血圧の関係をご存じですか?

 


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味噌は高血圧だけでなく糖尿病にも良い

広島大学の研究グループは味噌は高血圧や脳卒中を予防する効果があることを明らかにしたのですが、

味噌は糖尿病に良い成分を含んでいるのです。

活性酸素は糖尿病合併症の原因だという記事を憶えておられるでしょうか?

活性酸素は非常に酸化力の高い酸素で「体をサビつかせる」として、糖尿病を始め種々の病気や老化の原因なのです。

  詳しく読む ⇒ 活性酸素は糖尿病の原因

 

糖尿病には、

などといいますが、これはトマトや赤ワインに活性酸素を除去する物質であるポリフェノールが含まれているからなのです。

 

味噌にもメラノイジンといわれる抗酸化物質が含まれているのです。

 

メラノイジンとは、味噌の原料である大豆や麦を発酵熟成させる過程で、大豆や麦のアミノ酸と糖が結合して作られ、活性酸素を除去する強い抗酸化作用があるのです。

 

メラノイジンは褐色の成分で、白味噌よりも色の濃い味噌に多く含まれ、特に長期間熟成する八丁味噌には他の味噌よりもメラノイジンが多く含まれているといわれています。

メラノイジンには、

  1. 活性酸素を除去する強い抗酸化作用
  2. 血中コレステロールを低下させる作用
  3. 糖の吸収を抑える作用

もあることから、糖尿病を予防する効果が期待できるのです。

 

メラノイジンは、味噌だけでなく、

  1. 味噌
  2. 醤油
  3. ビール

にも含まれているのです。

 

いかがですか?

ご飯を半分にして具だくさんの味噌汁はいかがでしょうか?

 

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