糖尿病の高血糖値を食事と運動で改善しよう

今日もご覧になっていただきありがとうございます。

臨床の経験はないのですが20年以上にわたって製薬会社で新薬の研究開発を行っていた けんぞう です。

糖尿病治療薬の開発を行っていた私が言うのも何ですが、

日本糖尿病学会厚生労働省も述べるように、

糖尿病の治療では食事療法と運動療法が基本なのです。

今日も科学的根拠に基づいた糖尿病関連の情報をお伝えいたします。

 

はじめに

糖尿病はかつては不治の病といわれていましたが、現在では多くの糖尿病治療薬が開発され病状をコントロールできるようになりました。

しかし、現在の治療薬でも糖尿病を根治することは出来ません

糖尿病の治療は、「血糖低下薬」で血糖値が上がるのを抑えているだけで、

薬の服用を止めたり、暴飲暴食を行えばとたんに高血糖となり、糖尿病に逆戻りしてしまいます。

 

糖尿病や、その前段階である糖尿病予備軍(隠れ糖尿病)は適切な食事の質と量を心掛ければ、糖尿病から離脱できるのです。

 

糖尿病を治すことはあなた自身しかできないのです

しかし、それには糖尿病がどのような病気なのかを十分理解する必要があります。

 

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糖尿病とはどんな病気か

糖尿病とは、読んで字のごとく、血液の糖(ブドウ糖)の濃度が高くなり、尿中に糖ががあふれ出てくる病気です。

糖尿病は昔から有る病気で、贅沢病ともいわれていました。美食や飽食を続けているような人が多く罹患したことからその様な名前で呼ばれたのですが、現在は食生活が豊になり、美味しい食べ物が直ぐに手に入ることから、ついつい食べ過ぎてしまい、糖尿病になる人が増えているのです。

糖尿病の診断は、血中のブドウ糖濃度(血糖値)で判断されますが、どうして血糖値が高くなるのでしょう、、、

 

血糖値は一定に保たれている

食事は消化管で消化され、米やパンなどの炭水化物は最終的にブドウ糖に分解されて消化管から血液中に吸収されます。

諸記事によって増加した血液中のブドウ糖は全身に運ばれ、インスリンの働きによって筋肉や各組織でエネルギーとして消費されます。

さらに余ったブドウ糖は肝臓に運ばれ、グリコーゲンとして蓄えられます。

 

また、筋肉や組織がブドウ糖を消費して血糖値が低くなったときには、グルカゴンやその他のホルモンの作用によって、グリコーゲンからブドウ糖に戻され、血液中のブドウ糖濃度を上げるのです。

血糖値は、

  • 血糖値を下げる : インスリン

  • 血糖値をあげる : グルカゴン、アドレナリン、コルチゾール、成長ホルモン

 

などのホルモンの働きによって、気中のブドウ糖濃度は80-100mg/dl程度の非常に狭い範囲に保たれているのです。

 

糖尿病の種類は4種類

何らかの原因によって血糖値の恒常性が崩れ、血糖値が高い状態になってしまうのが糖尿病ですが、原因によって4つに分類されます。

1) 1型糖尿病

血糖を下げる働きのあるインスリンは膵臓のβ細胞というところで作られて分泌されるのですが、何らかの原因によってインスリンがほとんど分泌されなくなってしまう糖尿病です。

子供や若い人で見られる糖尿病ですが原因はまだ良く分かっていませんが、本来は外から侵入した異物に反応する免疫反応が自分自身のインスリンに対して起こってしまう自己免疫反応によるのではないかといわれています。
治療は、インスリン注射を一生続けるか膵臓の臓器移植しかありません。

2) 2型糖尿病

膵臓からのインスリン分泌が少なくなったり、インスリンは正常に分泌されているものの組織でのインスリンの作用がでにくくなった糖尿病です。糖尿病の約90はこの2型糖尿病です。

インスリンの投与を行わなくても命に関わるようなことがなかったため、以前はインスリン非依存性糖尿病と呼ばれていたこともありますが、血糖値が高い状態が続くことにより糖尿病性合併症がおこるため、できるだけ早く血糖値の管理が必要です。

3) 妊娠糖尿病

妊娠をきっかけとして、妊娠中に併発する糖尿病です。多くの場合には分娩後には正常に戻りますが、中には数年後に本当の糖尿病に移行してしまう例も有ります。

また、安全な分娩を行うためには血糖値が高くならないように厳格な血糖コントロールを行う必要があります。

4) 続発性糖尿病

内分泌疾患や内臓疾患などの原因でインスリンがでなくなったり、インスリンの効果が悪くなった糖尿病で、遺伝的因子や感染症、薬物などによって起こることもあります。

 


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2型糖尿病は生活習慣病

2014年11月14日の世界糖尿病デーに、国際糖尿病連合(IDF)は、世界の糖尿病に関する最新の調査「糖尿病アトラス 第6版 2014 アップデート」を発表しています。

糖尿病患者数は全世界で爆発的な増加を続けており、2014年における全世界の糖尿病患者数は3億8,670万人で、2035年までに5億9,190万に増加すると予測しています。

世界で最も糖尿病患者数が多かったのは中国の9,629万人、第2位はインドの6,685万人で、3位は米国の2,578万人だったそうですが、

日本は10位の721万人で、糖尿病予備軍といわれる隠れ糖尿病の数も入れれば2,050万人にも上るそうです。

 

政府による国民栄養調査によれば、日本の糖尿病患者は、以前は、インスリン分泌能が低下する痩せた糖尿病患者が多かったのだそうですが、最近の傾向として、高脂肪血症や肥満を伴ったインスリンの働きがわるくなるいわゆるインスリン抵抗性が上昇した肥満した糖尿病患者が増えているのだそうです。

 

日本における肥満の定義は、BMIが25以上ですが、国内の2型糖尿病の半数は肥満した糖尿病患者です。

日本糖尿病学会では、遺伝要因としてのインスリン分泌不全に肥満という環境要因が加わり、患者数の増加に拍車がかかっていると推定しています。

そうなのです、肥満が糖尿病患者を増加させている大きな原因になっているのです。

糖尿病は生活習慣病なのです。

 


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食事療法と運動療法が有効

生活習慣病という言葉は日常良く耳にしますから、もう知らない方はいません。

生活習慣病として上げられる疾患は、脂質異常、高血圧、糖尿病、肥満が挙げられますが、

糖尿病は生活習慣病

生活習慣病とは、生活習慣(life style)が原因で発生する疾病のことですが、生活習慣というのは、

  1. 食事のとりかた
  2. 水分のとりかた
  3. 喫煙/非喫煙の習慣
  4. 運動をする/しないの習慣

等々のことなのです。

糖尿病は生活習慣病

糖尿病に関しては、

  • 食事のとりかた
  • 運動をする/しないの習慣

が大きく関わっているのです。
1)食生活の改善
食生活を改善し、食べ過ぎを控える
炭水化物を控えめにし積極的に野菜や肉を摂る

2)毎日の手軽な運動

毎日30分程度、早足の散歩などの有酸素運動が有効です

これだけで糖尿病のリスクは大幅に低減するのです。

 

食後血糖がやや高い程度でもこのままの生活を続けると確実に糖尿病になってしまいます。

食事の質、量を見直すだけで糖尿病体質を改善できるのです。

1ヵ月、食事療法プログラムで糖尿病体質の改善に取り組んでみてください。

 

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