味噌汁は糖尿病予防に効果がある

味噌汁を飲んでいますか?

味噌の消費量は1970年以降、減少に転じ、現在はピーク時の半分ほどに減っているそうです。

現在の味噌の消費量を味噌汁に換算すると、

一週間に味噌汁を3杯

という計算になるそうですが、

味噌汁を1日に3杯飲む人では糖尿病のリスクが低いのです。

味噌汁を毎日3杯は難しかもしれませんが、

大豆や大豆加工食品でも同じ効果が期待出来るのです。

 

 

味噌汁は糖尿病の予防に有効

糖尿病に良いと云われる食品はさまざまありますが、

日本人が古くから食べてきた味噌汁が糖尿病の予防に効果があるというのです。

 

少し前になりますが、第57回日本糖尿病学会で、

山形大学医学部附属病院第三内科の和田輝里子氏が、

味噌汁の摂取が糖尿病予防に有効

という報告をしています。

 

和田氏らの研究グループは、

 

山形県高畠町の集団検診受診者で、

糖尿病でない1,564人(男性659人,女性905人)を対象に、

  1. 味噌汁を1日に3杯以上食べる
  2. 味噌汁を1日に2杯以下しか食べない

の2群に分け、

味噌汁の摂取が糖代謝関連検査値におよぼす影響を検討したのです。

 

その結果、

味噌汁を1日に3杯以上食べる群は2杯以下しか食べない群に比べて、

  1. 空腹時血糖が低い
  2. 血中アディポネクチン値が高い

ことが分かったというのです。

 

気になるのは味噌汁の塩分と血圧についてですが、

味噌汁を1日に3杯以上食べる群と2杯以下しか食べない群において、

血圧には有意差な認められなかったということですから安心です。

 

この結果について研究グループは、

大豆食品の摂取が血中アディポネクチンを上昇させるとの報告があり、味噌汁摂取により血中アディポネクチン値が上昇したと考えられ、

味噌汁を毎食摂取すると糖尿病予防に有効である可能性があるとしています。

 


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糖尿病の予防効果があるアデポネクチンとは

最近の研究により、アデポネクチンには糖尿病の予防効果があるとされているのですが、

アデポネクチンとはどんなものなのでしょうか?

 

アディポネクチンは、脂肪細胞が分泌するホルモンです。

アデポネクチンは、脂肪を燃やしてインスリンの働きを助け、糖尿病を改善する作用があるホルモンです。
さらに、最近の研究では、血管を修復したり、脳に作用して食欲やエネルギー代謝を調節する働きがあることも分かっています。

 

 

アディポネクチンの食欲への作用

最近注目されているのが、アディポネクチンの脳への作用で、

  • 食欲を亢進作用
  • 食欲と抑制作用

の両方のさようがあるのです。

 

自治医科大学などの研究グループは、

血糖値の高低によりアディポネクチンの作用が食欲亢進と抑制に切り替わる

ことを世界ではじめて明らかにたのです。

   詳しく見る ⇒ 自治医科大生理学講座

 

空腹で血糖値が低い時にはアディポネクチンは食欲が抑えられ食事の摂食量を減ら酢用に働き、血糖値が高い時には満腹感を弱めて摂食するように働くのだそうです。

これは、飢餓を生き延びるためだったと考えられるのですが、食物が豊かな現代では肥満や糖尿病の増加に拍車を掛けてしまっているのです。

 

アデポネクチンは脂肪を燃焼し肥満を抑制するのですが、

アディポネクチンが低下するとインスリン抵抗性を引き起こし糖尿病の原因となるのです。

 


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糖尿病を予防するアデポネクチンを増やすには

アディポネクチンは肥満や糖尿病を予防することが最近の多くの研究成果で明らかになっています。

では、どうすればアデポネクチンを増やすことができるのでしょう?。

アデポネクチンを含む食品はあるのですが、アデポネクチンは蛋白質ですから食品として食べても吸収されないのです。

 

アデポネクチンを増やす効果がある食品

アデポネクチンを増やすには、

アディポネクチンを増やす効果のある食品を食べることです。

 

β-タコングリシニンはアデポネクチンを増やすことが分かっており、

最近の研究では、β-コングリシニンを2~3ヵ月間摂取したところアディポネクチン値が上がったとの報告があります(次回ご紹介しましょう)。

 

β-タコングリシニンは大豆や大豆の加工食品に多く含まれています

今日紹介した和田氏らの研究で、

味噌汁には糖尿病の予防効果があるというのは味噌に含まれるβ-コングリシニンの効果だと考えられます。

 

 

毎食に味噌汁を食べると云うことはなかなか難しいかもしれません。

  • 味噌
  • 豆腐
  • 煮豆
  • 豆乳

などの大豆製品にはβ-コングリシニンが含まれていますから、豆腐、納豆、豆乳など摂れば良いのです。

 

コーヒーを飲む人はアディポネクチンが多いという研究論文もあるようですから、次回にご紹介しましょう。

 

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