マクロビ(マクロビオテック)は糖尿病に良い食事法です

マクロビとはマクロビオテックのことです。

  • マクロは、大きい、長いという意味
  • ビオは、生命のこと
  • テックは、学術などを表わします

マクロビオテックとは、長く生きるための理論と方法という意味なのです。

マクロビがアンチエイジングに良い、美容に良いと海外のセレブの間で話題になっていますが、

マクロビオテックは糖質制限食と同じように糖尿病にも良い食事法なのです。

血糖値が高いならマクロビオテックか糖質制限食を始めて下さい

糖尿病を治せるのはあなたの食事療法だけです。

 

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マクロビはマクロビオテックのこと

最近よく耳にする、「マクロビ」とは「マクロビオテック」のことです。

マクロビオティック (Macrobiotic) は、食文化研究家である桜沢如一(さくらざわ ゆきかず)氏が考案した食事法です。

マクロビオティックは、「マクロ+ビオティック」の合成語で、語源は古代ギリシャ語の「マクロビオス」で、「健康による長寿」、「偉大な生命」などといった意味だそうで、Wikipediaによると、18世紀にドイツのクリストフ・ヴィルヘルム・フーフェラントが長寿法という意味合いで使いはじめた言葉だそうです。

桜沢如一氏が考案した食事法は、「玄米菜食」、「穀物菜食」、「自然食」、「食養」、「正食」「マクロビ」、「マクロビオティックス」、「マクロバイオティックス」など様々な名称で呼ばれ、桜沢如一氏は、「マクロビオテックの創始者」といわれています。

 

桜沢如一のマクロビ(マクロビオテック)

桜沢如一は、世界に広がりを見せるマクロビオティックの提唱者です。

桜沢如一は、1893年(明治26年)に京都で生れ、1966年(昭和年41年)に74歳で亡くなっています。

貧困と病気の家庭に育ち、母や3人の弟妹を結核で失い、自身も結核に罹患したのですが、食物だけで健康になる方法を説く石塚左玄氏の「食養」に出会い病を克服したことから、食養運動に専心し石塚左玄「食養会」を再興するなど、「マクロビオティック運動」へ人生を捧げたのです。

 

1964年に出版されたこの本は、食養関係のバイブル的な本です。

現代の書籍とは文体がちょっと違いますが健康を気にする人は是非読んでいただきたい本です。Amazonで購入出来ますから、貴方も是非読んでください。

桜沢氏のマクロビ(マクロビオテック)は糖尿病に良い食事法です

 

石塚左玄の、栄養素のナトリウムとカリウムを陰陽のバランスと見る陰陽論基本に、

玄米や野菜を中心とする食事法です。

  1. 主食は玄米、雑穀、全粒粉とする
  2. 野菜、穀物、豆類、海草類を食べるが、有機農法や自然農法で作ったものが良い
  3. 季節のもの、近隣地域で穫れたものが良い
  4. 白糖を使わず米飴や甜菜糖、メープルシロップを使う
  5. 鰹節の出汁やうま味調味料を使わず昆布や椎茸を使う
  6. にがりを含んだ自然塩を使う
  7. 肉類や卵、乳製品を食べない
  8. 小魚なら少量は食べても良い
  9. 野菜の皮や根も捨てずに食べ食品のアクは取り除かない
  10. コーヒーは身体を冷やすから飲まない方が良い

 

なるほどと思う部分も多いのですが、これを今すぐに実行することは困難な点が多いです。

 


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マクロビ(マクロビオテック)を実践する

上に挙げました桜沢如一氏のマクロビオテックを現代でそのまま実践するのは難しいのですが、実践的なマクロビオテックを普及させている団体はたくさんあります。

その中の一つである、日本CI協会は、「日本CI協会はマクロビオティックの創始者桜沢如一によって創設された日本で最も歴史のあるマクロビオティックの普及団体です」としています。

日本CI協会は1945年12月に設立された団体で、「マクロビオティックを基礎とする食事による健康と治病・食養の研究と普及活動」を行っています。

  詳しく見る ⇒ 日本CI協会

 

日本CI協会の勧めるマクロビオテックの基本は、

  1. 良く噛む(1口30回)
  2. 腹八分目
  3. 佐藤や化学添加物は摂らない

を基本にして、

 

食品の選択基準は、

クロビオティックでは食品を 次の基準により選択しています。

  1. 主食は玄米か余り精米していない分づき米にする
  2. 副菜は野菜や豆類、海藻にする
  3. 動物性食品は魚貝類だけにする
  4. 白糖やグラニュー糖などの精製糖は使わない
  5. 添加物はできるだけ摂らない
  6. 目的に応じて保健機能食品、健康茶などを活用する

糖尿病にはマクロビ(マクロビオテック)が最適な食事法です

 

また、マクロビオティックでは生活習慣にも注意を与えています。

  1. 喫煙はしない
  2. 飲酒は健常者に限り少量だけ
  3. 間食は健常者に限り少量であれば良い
  4. 睡眠や休息を十分とる
  5. 適度な運動を毎日行う

マクロビオテックは糖尿病や血糖値が高い人にはお勧めな食事法です

マクロビオテックを取り入れた食事法を指導しているのが、日本食養の会を主催している藤城博氏で、マクロビオテックに基づいて具体的な糖尿病の食事法を指導しています。

  詳しく見る ⇒ 藤城式食事法

 


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マクロビ(マクロビオテック)より低糖質が糖尿病に良い

ロハスな人々を中心にマクロビオテックは世界中に広まっています。

ロハスとは、(LOHAS:Lifestyles Of Health And Sustainability)と言われる人達のことで、

地球環境保護と健康な生活を最優先し人類と地球が共栄共存できる持続可能なライフスタイルを望む人達ですが、

今後のビジネスや政治のあり方まで変える可能性を秘めた存在として注目されているのです。

 

しかし、

マクロビオテックは確かに糖尿病や種々の生活習慣病には最適な食生活の考え方ですが、

  • 主食は玄米か分づき米にする

は実行できるにしても、

  • 動物性食品は魚貝類だけにする

ということを毎日の生活で実践し続けるのは困難です。

 

最近は、オーガニック・マクロビオティック・レストランや、

できるだけ加工せずに生のままで食べるローフード レストランなども多く、

たまに食べるのであれば便利ですが、マクロビオティックはほぼ菜食主義ですから、毎日、3食を実践するのは非常に困難でしょう。

 

そんな中で、低糖質食を考えたのが、

京都の高雄病院の理事長・江部康二氏です。

 

高雄病院では、糖尿病治療に非常に力を入れており、糖質制限食を奨励していますすが、アレルギー疾患の治療や生活習慣病予防として、

「高雄病院食生活十箇条」を挙げています。

  1. 主食は未精製の穀物(玄米、全粒粉のパンなど)を運動量に応じて適量を摂る
  2. 白パン・白砂糖など精製炭水化物は極力食べない
  3. 味噌、漬け物、納豆などの発酵食品を積極的に食べる
  4. 液体でカロリーを摂らない(飲みものは水、番茶、麦茶、ほうじ茶など)
  5. 魚貝類はしっかり食べ、肉類は適量を摂る
  6. 季節の野菜や海草はしっかり食べ、旬の果物も適量摂る
  7. オリーブオイルやEPA、DHAを含む魚油ど身体に良い油脂は積極的に摂る
  8. 牛乳は極力減らし、チーズやプレーンヨーグルトは適量摂る
  9. 化学合成添加物の入っていない食品を選ぶ
  10. 食事は楽しく、ゆっくり、よくかんで

と、基本はマクロビオテックと同じですが、

肉や魚を食べることも許容しており、

マクロビオテックより普段の生活に取り入れやすい食事法です。

  詳しく見る ⇒ スタンダード糖質制限食のやり方

 

また、

糖尿病の程度や高血糖の程度に応じて、

  1. スーパー糖質制限
  2. スタンダード糖質制限
  3. プチ糖質制限

の3段階に分けてあるのも非常に実践しやすい食事法です。

糖尿病は薬では治りません。

薬で血糖値は下がりますが、体質を変えることはできません。

糖尿病を治せるのは貴方の食事療法だけです。

 

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